プロローグ
筋トレというと大胸筋を鍛えるベンチプレスや上腕二頭筋を鍛えるダンベルカール、腹筋を鍛えるクランチ等がありますよね。このトレーニングはほとんどの人が行っているのでメジャーなトレーニングと言えます。
やはり筋肉というと胸の筋肉や腕の筋肉を想像するので、これらのトレーニングを行い鍛える人が多いです。
しかし、鍛えるとカッコよく見える筋肉はこれだけではありません。より綺麗にカッコいい体型に見せたいなら是非とも鍛えておきたい筋肉があります。そこで今回は、意外と知られていない、鍛えておくとカッコよく見える筋肉を5つ紹介していこうと思います。
鍛えるとカッコよく見える筋肉 5選
広背筋
広背筋は背中の筋肉で、腕を上から下に下ろす時に使われます。広背筋を鍛えることでいわゆる逆三角形の体型を作ることができます。
水泳選手って、逆三角形の体型の方が多いと思いませんか。実は、水泳は泳ぎの動作の中で広背筋がメインで活動しているのです。そのため鍛え抜かれた水泳選手は広背筋が成長し、逆三角形の体型になるのです。
トレーニングとしては、懸垂があります。肩甲骨を斜め下に寄せるようにして背中の筋肉を使い、体を持ち上げましょう。マシンを用いる場合はラットプルダウンがあります。
背中の筋肉は意識しないとトレーニングすることがないので、積極的に取り入れていきましょう。
腕橈骨筋
腕橈骨筋という筋肉はなかなか耳にしないかと思います。しかし日常でよく目にする筋肉の一つです。どこの筋肉かというと、手のひらを上に向けた時に外側にくる前腕の筋肉です。
前腕の筋肉はたくさんある筋肉の中でも数少ない、露出する機会の多い筋肉なのです。夏になるとほとんどの人が半袖シャツを着て外に出ると思いますが、そんな時こそ前腕の筋肉をアピールするチャンス。他の筋肉はなかなか露出させられませんが、前腕の筋肉はさりげなくアピールすることができるのです。
前腕の筋肉も意識して鍛えないとなかなか鍛える機会がありません。トレーニングの方法としては、上腕二頭筋を鍛えるダンベルカールと似た方法で行えます。
ダンベルカールはダンベルを持ち、手のひらを上に向けて肘を曲げますが、腕橈骨筋を鍛える時はダンベルを持ち、手のひらを下向きにして肘を曲げます。この時になるべく肘を動かさないように注意しましょう。
上腕三頭筋
腕の筋肉というと、力こぶのできる上腕二頭筋を思い浮かべますが、実はその反対側にある上腕三頭筋の方が大きな筋肉なのです。そのため、腕を太く見せようと思うと上腕三頭筋を鍛えた方が効率的なのです。
また、上腕二頭筋と比べて上腕三頭筋はスポーツの場面で活躍することが多いのです。上腕二頭筋は肘を曲げる時に活動しますが、上腕三頭筋は肘を伸ばす時に使われます。
野球でバットを振る、ボールを投げる、バレーでスパイクを打つ、バスケでシュートを打つ、パスを出す、水泳ではプッシュという局面で肘を伸ばし、水を押す。このように上腕三頭筋は人の活動の中で使われる機会が多いのです。
上腕三頭筋を鍛えるトレーニングとしては、ナロープッシュアップがあります。肘を肩幅について腕立てを行うトレーニングです。胸を鍛える腕立てでは肘を広げるように曲げますが、上腕三頭筋を鍛える場合は肘を広げずに曲げます。初めてだと意外とキツいので、慣れるまでは膝をつきながら行うのがよいでしょう。
三角筋
三角筋は肩周りの筋肉です。やはり肩幅が広いと鍛え抜かれた男という印象を受けますよね。三角筋を鍛えることで肩幅を広げ、ガッシリとした体型に見せることができます。
三角筋は前部、中部、後部の3つのパートに分かれています。前部は腕を前に上げる時、中部は腕を横に上げる時、後部は腕を後ろに上げる時に使われます。
トレーニングとしては、ダンベルを持ち、腕をまっすぐ前、横、後ろに交互に上げるという方法があります。これは前部〜後部をまんべんなく鍛えることができるトレーニングです。
僧帽筋
最後に紹介するのは僧帽筋という筋肉です。こちらも少し聞きなれない筋肉かと思います。
僧帽筋は肩から首にかけて存在している筋肉です。三角筋は肩幅を広く見せることができる筋肉ですが、僧帽筋は肩周りをより太くたくましく見せることができる筋肉です。
トレーニングとしては、ダンベルを持ち、肘を曲げずに肩を持ち上げる動作を行う方法が挙げられます。ある程度の重さを持ち上げることができるので、10kg程度から始めてみるのがよいでしょう。
このトレーニングではダンベルを握らなければならないため、先程紹介した腕橈骨筋も同時に鍛えることができるのも嬉しいポイントです。
まとめ
今回は意外と知られていない、鍛えておくとカッコよく見える筋肉を紹介してきました。
大胸筋や上腕二頭筋のようなメジャーな筋肉に加えて今回紹介した筋肉を鍛えることでより男らしい体型をゲットすることができます。
簡単なトレーニングで鍛えることができるので、是非いつものトレーニングに加えてみたください。