かつてビジネス書を読み漁った時期があり、たくさんの経営者本を買っては読んでいた。
いい加減、たまりまくってきたので、自宅にある本を断捨離しようと昨年末から整理を進めている。
始めて見ると、もうドサドサ出てきて、「こんな本もあったんだ。」とか、「わー、懐かしいな!」という、たくさんの本たちとの再会は楽しくもあり、捨てるつもりが読み始めてしまって一向に整理が進まない。
そんなにたくさんの本があるのなら、売ってしまえばいいのだろうけど、読み進めて気に入った箇所は折り目をつけてしまっているので、おそらく売り物にならない。
(どうせ中古リサイクル書店に売っても二束三文で買い叩かれるのがオチだ)
とは言え、そのまま捨ててしまうのは忍びないと思い、折り目をつけた箇所をエバーノートにメモして保存することにした。
元々、物事の要点を捉えるのが好きな性分もあり、エバーノートへの書き写し作業も楽しみながら行えている。
ということで、大阪で有名な鉄板神社を経営する株式会社寿幸 田中寿幸社長の書籍の中から、折り目をつけた箇所をご紹介。
当時も今も私は熱い言葉が気に入っていた模様。
乗り越えられない壁はない―24席で月商1,800万円を売り上げる席数売上日本一の店の秘密
本物だけを売れ。妥協するな。お客様に絶対損をさせるな。
勝つか負けるかは、天が決める。しかし、やるかやらないかは本人が決める。
一度下手な仕事をしたら、二度と来ないと思え。
(商売は一発勝負)
人間、能力の差はほとんどない。1ミリの気持ちの差が勝敗を分ける。
成長とは、目の前の仕事に全力を尽くす。それの繰り返しである。
常にハングリー精神を持つこと、それが永続に繋がる。
世の中の常識にとらわれず固定観念をはずした考えで仕事をしろ。
直観力を信じろ。
感謝の多い人間は必ず成功する。
お客様に「お前に会いに来た」と言われる人間になり、それを幸せや喜びに変える。
そうでなくては仕事なんか、面白くない。
暇な日が続いても、ある日その一発のために準備をしておけ。
素人にしか浮かばない発想、素人にしかできない仕事がある。
ひらめきは執念から生まれる。
成功している人と自分の差はほとんどない。そういう世の中の仕組みを理解して意識できれば、成功に一歩近づく。みんなが自分には縁がないと思っているだけ。
最後は根性論が勝つ。
全部自分責任論で全て解決する。
商売で一番大事なのは信用。
人にものを頼まれる人間になれ。それには信用がいる。
仕事のできる人間より、性格のいい人間を雇え。
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成功する人としない人の差は、能力の差ではない。
違うのは「気持ちの差」
大事なことは、不安に思って立ち止まるのではなく、ひたすら真面目に、誰よりも働くこと。
考えるよりも体を動かすことを繰り返した結果が、私をここまで導いた。
生きるか死ぬかの壮絶な戦い!
採算が合わないなら寝ずに働くのが基本!
客が来ないなら来るまで帰らない。
昼の1時に市場で仕入れを行い、2時から仕込み、5時にオープン。朝8時か9時まで営業を続け、3時間ほど仮眠を取ってまた市場に出向くという生活。
「今日は早い」という日でも、朝の7時まで店を開けていた。
これを365日、休み無し。
「行かないと負けだ」
「オレは絶対に成功する」という強い思い。
「絶対にオレはこの勝負には負けられない。」
商売は人対人
商売で一番大事なものは「人間力」
自分という人間を売り、気に入ってもらうことで、お客様は必ず来てくださいます。
商売は人対人。
ステータスよりも足元を固めることが大事。
道が開けるまで!
とにかく執念をもって考え続ける。
誰も考えないような目標を立て、それを発言し、自分を限界まで追い込みハングリー精神で挑戦してこそ、常識では考えられない結果を残せる。
商売は気持ちが一番大事。
人件費がかかるから閉めるという発想が当時は守り・マイナスの発想と思い、周りがそういう発想なら逆に鉄板神社にとってはチャンスと考え、営業時間を延長し従業員数も増やし、一気にプラスの思考で「攻めの商売」をしようと思ってのこと。
戦後日本がどうしてここまで成長できたのか
理由は単純で、日本人が外国人の何倍も働いたから。
私の店が繁盛したのは、高度経済成長期の日本人と同じように、がむしゃらに働いたから。
もちろん店が大きくなるにつれて、考え方は変えていかなければならない部分もある
はじめて自分の店を持った人には、どうかもっと人生を掛け、本気でやってほしいと思う。
自分の発言したことに責任を持つ。
無休で朝から晩まで働いてもミルク代も出ないという、開業当初の激務や苦労の実態をしかりイメージした上で、「それでも乗り越える」と断言できる人以外は、やってはいけないのが独立。
生半可な気持ちで自分で商売するとか、夢を語るのは間違い。
本当にやるなら我が身を削り、命を懸け、どんな困難にも立ち向かい、誰よりも寝ずに働くと、それぐらいの覚悟を持って挑戦するぐらいでなくてはならない。
自分で商売するということはその覚悟が大事。
鉄板神社では、技術やノウハウよりその精神面の教育を徹底している。
「強い気持ち」「根性」の上をいくのは「執念」
男は生き様が大事。
繁盛している店は従業員が良い声を出している。
笑顔を徹底して指導
商人は真心が大事。
「どんなにしんどくてもこの人と働けば成長できる」
誰と働くかでその人物の将来は変わる。
他人が面倒くさいと思うことをやるのが商売の秘訣。
価格よりも人間力で勝つことを考える。
常によい仕事をするにはどうすればよいかだけを考えている。
どの店にも自分たちにしかできないやり方、自分たちの店には合わないやり方がある。
妥協せず、全てにおいて100%を目指せ。
記憶に残る店を作ってクオリティを高くする。
プロとしてお金を頂く責任感を持つ
世の中で自分が一番大事に思っている人が目の前にいると思って接客をする。
ファーストインパクトが大事。
「オーラ」、「フィーリング」、「会話力」
従業員の第一印象は最初の30秒で決まる。
30秒でキメると思っておしぼりを出しにいけ。
接客には「ここはキメたい」という要がある。
それは、おしぼりを出す最初の30秒。そしてお会計が終わって店を出るまでの30秒。
最初と最後の印象で店を見る目が決まる。
常連はえこひいきしてよい。
もう一度食べたくなる味を目指す
一秒を大事にする。
鉄板神社は常にフル回転ですから、1日の仕事を終える時間にもなると、皆、全身ヘトヘトです。
そうした極限の状態で、どちらを選択するか。
上に上がれるのは、毎日5分「あいつよりやる」という意識を持った、そういう人間だけです。
極限状態の時に自分でハードな道を選択できるか。
そのくらい根性のある人間だけが上がれるというのが、プロの世界。
「上を目指す」ためには、今置かれた状況のなかで、まずは自分の目の前のことに全力を尽くすこと、これしかない。
掃除は毎日。ただし週に一度、時間を決めて集中的にやる。
できない理由を述べる前に、できる理由だけを考える(意識改革)
全部自分の責任という覚悟を持つ。
プロの世界は結果が全て。
中々変わらない従業員がいたとしたら、店長には「自分が成長するチャンス」と話す。
何度言ってもダメということは、自分の言い方や指導の角度を変えるチャンスがやってきたということ。
相手のいいところを見つける、能力を引き出す方法を見出すための絶好の機会が手に入ったということ。
ハングリー精神が衰えたころ、会社は傾いてくる。
経営者に必要なのはハングリーで強い気持ち。
「金を失っても気にするな。名誉を失ってもまだ大丈夫。でも、勇気を失ってしまったら全て終わりだ」ウィンストン・チャーチル
何事でも耐える。
教育で一番大事なのは「言い続ける力」
何度言っても間違えるからといって、教育する側は「この人に教えても無駄だ」と教えることをあきらめてもいいのか?
絶対にいけない。
雇ったからにはその人の人生を丸ごと面倒見るつもりで教育する。
相手のことを本気で、必ずいい人生にしてやりたいと思うなら、教育を面倒くさがってはならない。
一つ上の目標をコツコツ乗り越えていく癖をつける。
まず洗い場で一番になる。ドリンクで一番になる。
段階を踏んでスモールステップで達成感を味わいながら成長できるよう、目標設定の手助けをしている。
その分野で一番を目指す
ラーメン通りにやきそば専門店で勝負したのか。それは、どうすれば一番になれるか、「一番になるための近道はなにか」を考えたから。
店舗数や年商よりもどれだけ質のよい店が出せるかが大事(真剣勝負)
仕事に入る前の心構えが大切。
従業員にとって大切なのは、毎日が真剣勝負の場だと思って出勤する姿勢です。
プロとして働く以上、店の門をくぐる際の心構えが大切。
商売は血を流さない戦争なので生きるか死ぬかくらいの気持ちで戦わないと、この物の溢れた競走社会では永年にわたり生き残っていけないと教えている。
一番大事なのは現場
商売で一番大事なのは信用
24時間、いつもいつも商売のことばかりを考えている。
「どうしたら?」「何で?」「なぜ」と、どうしたら店が良くなるかばかりを考えている。
商売始めて12年経つが、これまで一度も「うまくいっている」と思ったことがない。
常に頭の中にあるのは危機感ばかり。
忙しいのは今だけ。
商売は一瞬の気の緩みでひっくり返る。
常にそのことを頭に入れ、昨日よりも今日、今日よりも明日、どうしたらお客様に満足していただけるかを常に考えている。
遅刻、無断欠勤、意識の低い人間に対して、「お前が明日ワールドカップの日本のエースとして日本代表の試合に出るのに遅刻してくるのか?」
ほぼ全員がそんなことはしませんといいます。
私はきつく叱ります。
「その立場のときはそんなことしないと発言するくせに飲食店で働くときはするのか、ふざけるな!」と。