イーロン・マスクの言葉を聞け!!珠玉の名言

イーロン・マスクの言葉を聞け!!珠玉の名言

イーロン・マスク 魂の言葉

「イーロン・マスクって誰?」
そのような方には、この記事はあまり読む価値はない。

「世界を救う」という壮大なテーマを持って、人生を駆け抜けている起業家の壮絶な生き方を裏打ちする言葉の数々に、おそらくドン引きしてしまうだろう。

なにしろ、イーロン・マスクの言う「世界を救う」とは、

『いずれ枯渇の時が来る化石燃料に、過度に依存した現代社会に変革をもたらし、人類を火星に移住させる』

P004

なのだ。

火星に移住??

もう一度言う。
人類を火星に移住させることをイーロン・マスクは実現させようとしている。
シャレや冗談ではなく本気で。

これを聞いただけでも、イーロン・マスクに共感できる人は少ないはず。

ぶっとび過ぎているけれども、後年、このイーロン・マスクが実現しようとしていることは歴史に残る偉業になるかもしれない。

私達は、そんな偉人になるかもしれない人と同じ時代を今、生きている。

常に急げ!人生は短い。

イーロン・マスクの特徴のひとつは、常に最短スケジュールを口にすることがあります。

~中略~

「スケジュールについては楽観的だったかもしれませんが、結果について大げさな約束をしたことはありません。やると言ったことを実行してきただけです。」

~中略~

約束したことは必ず実行してみせるからこそ、マスクの「人類を火星に」も人々は信じることができるのです。

P073

本物のイノベーションはクレイジーの先にある

大企業が豊富な人材や資金、技術力を持っているにもかかわらずイノベーションを起こすことができなり理由のひとつは、既存の考え方や前例などから抜け出せないからです。

いまあるものを改善するだけでは、新たなものを生み出すことはできないのです。

~中略~

マスクはこう問いかけています。
「人は『いままでもずっとそうだったし、これからも変わらない』と言います。
でも、これっておかしいことだと思いませんか?
ずっと同じものの見方をしていては、いつまで経っても変わりませんよ。」

「今までもこうだった」ではなく、「それは本当か?こう考えたらどうだろう?」と見方を変えて初めて、新たな発想を得ることができるのです。

P105

絶望は強烈なモチベーションになる

マスクの特徴のひとつに「あきらめの悪さ」があります。
みんなが「もう無理だろう」と思っても「あきらめるという選択肢がない」のがイーロン流です。

2002年に設立したスペースXが初めて売上に挑んだのは2006年のことですが、以来3度にわたって失敗が続き、もし次も失敗したら資金が尽きるというところまでマスクは追い込まれました。
個人の資産で売れるものはすべて売り、ほぼ無一文という状態に追い込まれながらも、マスクは気落ちする幹部や社員を前にこう言いきっています。

「私はこれまでもこれからも決してギブアップしない。息をしている限り、生きている限り、事業を続ける」

そんなマスクの執念が実ったのか、2008年後半、最後の資金をかき集めておこなった4回目の挑戦でようやくロケットの打ち上げに成功しています。

P117

いいことを聞くのも嬉しいですが、批判の声に耳を傾けることのほうが大事です。

ある企業の若手経営者が、いいアイデアを思いついたときには、反対しそうな人ではなく、「いいね」と言ってくれそうな人から話をすると言っていました。
いきなり「ノー」を言われるとへこみますが、「いいね」と言ってもらえると、次へ進む勇気が湧いてくるというのが、その経営者の考え方でした。

一方、マスクは批判の声を聞くことが大切で、批判を聞かないというのはみんながよく犯す失敗のひとつだ、と言い切っています。

たとえば、自分がつくったものを友達に渡してこう言います。
「どこがよかったかは抜きにして、よくないところを教えてくれ」
友達は友達を傷つけたくないからと、たとえ気に入らないところがあっても「よかった」と言いがちですが、それでは本当の評価を知ることはできません。

~中略~

批判やクレームに真摯に耳を傾けてこそ、よりよいものをつくることができるというのがマスクの考え方なのです。

みんなが賛成するアイデアはすでに時代遅れだし、みんながいい話しかしないとき、そこには確実に落とし穴が待ち受けているのです。

P119

結果が出ていなければ、その努力はやめる必要があります。

「努力は報われる」という言い方がありますが、それは本当でしょうか。
自分としては懸命に努力しているつもりなのに、思うように結果が出ないと嘆いている人も少なくありません。

~中略~

経営者マスクはこう問いかけています。
「いかなる会社においても、『努力がいい商品やいいサービスという形で結果に表れているか』を常に考えなければいけません。」

企業ではみんなが懸命に働いています。
しかし、結果が伴わないこともしばしばです。
では、結果が出ないときはどうすればいいのでしょうか?
マスクはこう言い切っています。

「結果が出ていなければ、その努力はやめる必要があります」

P129

圧倒的な成果が欲しければ、地獄のように働くしかない

マッキントッシュを開発していた頃のアップル社員が週80~90時間働いていたことはよく知られていますが、マスクの猛烈ぶりはその上をいっています。
Xドットコム時代のマスクを知る社員は、こう振り返っています。
「私たちが1日に20時間死ぬほど働いたと思ったら、彼は23時間働いているんですから」
「イーロンは48時間ぶっ通しでオフィスに張り付いていました」
こうした働き方は成功者となったいまも変わることはありません。

~中略~

マスクもご多分に漏れず工場に泊まり込み、トーマス・エジソンばりに床で寝泊まりしながら47歳の誕生日を迎えたほどの仕事中毒ぶりを発揮しています。
社員にとってはたまったものではありませんが、いまもこんな信念を持ち続けています。

「起業家は毎週100時間、地獄のように働くべき」

「超多忙であれ。起きているときは常に働く。他が週50時間働くなら自分は100時間働く。そうすると会社としては本来の2倍仕事量をこなせたことになります」

マスクにとって仕事とは「人生そのもの」なのです。

P137

 

スケジュールの立て方は人それぞれですが、総じてアメリカの起業家たちはせっかちです。
スティーブ・ジョブズは「三ヶ月計画」について説明する社員に「一晩で成果をあげてほしい」と要求していますし、ジェフ・ベゾスは「いつまでにやればいいのか?」を尋ねる社員に「すでに遅すぎるくらいだ」と言い放っています。

マスクも同様です。
社員が立てた月間や週間の予定に対し、「一日単位、一時間単位、分単位に落とし込め」とさらなるスピードアップを求めます。

~中略~

「最初からそんな甘えたスケジュールにすべきではありません。そんなことをしたら、無駄に時間を多く使うに決まっていますから」

P141

 

自分が指示したことに対して部下が「できません」と答えたとき、上司はどんな態度をとればいいでしょうか?

日本のある大企業の上司は叱りつけた後、「じゃあ、一緒に考えようや」と手を差し伸べる優しさを見せましたが、スティーブ・ジョブズはそんなとき、「君ができないなら誰か他の人間を探すさ」とあっさり突き放すのが常でした。
「自分がCEOでできると思っているのだから、あとはできる奴を探すだけ」という考え方です。
マスクはどうでしょうか?

マスクもジョブズ同様に、自分が「できる」と思っていることを、部下が「できない」と言うことを理解できません。

~中略~

「よしわかった。君はプロジェクトから外れてくれ。今日から私がプロジェクトを仕切る。このプロジェクトの責任者をやりながら、2つの会社のCEOもやる。私なら実現する」
マスクは若い頃、「食事を取らなくても済む方法があれば、もっと仕事ができる」と本気で考えていたほどのワーカホリックです。

~中略~

「できない」から生まれるのは「できない理由」だけですが、「できる」と決めてしまえば「どうすればできるか」だけなのです。

P145

人生は短い。そう考えたら懸命に働くしかない

マスクをよく知る人によると、マスクは早くから「人生は短い」と悟っていたといいます。
しかし、一方で「世界を救いたい」と願う以上、結論はこうなります。

「人生は短い。そう考えたら懸命に働くしかない」

成功には「才能の集中」と「重力」が欠かせない

アメリカの企業には強烈な「Aクラス信仰」があります。
Aクラスの人間だけを集めてチームを組み、プロジェクトを進めれば、絶対に失敗するはずがないという考え方です。

~中略~

「企業をつくるときに大切なことは、才能の集中。トップレベルのプレーヤーが集まったナショナルチームを作るようなもの。特定の分野に才能を持つ人を集めることが大切」

成功をもたらすもの、それは才能の集中とすぐれたチームづくりなのです。

P157

不可能を恐れず、狂ったように挑戦的なプロジェクトに、タイトなスケジュールでも取り組める人材を求めている

マスクの掲げる目標はあまりにも大胆で、多くの人には「突拍子もない」ものに思えますが、コストを重視しながらステップをしっかりと踏むことで、多くの不可能を可能にしているのがマスクです。
そんなマスクだからこそ、「世界を救う」ためにはハードワークをものともしない、若き才能が集まってくるのです。

P167

まとめ

いずれ枯渇する地球の資源を憂い、人類を火星に移住させることで「世界を救おう」としているイーロン・マスク。
その大義のために、ハードワークも厭わず自分の人生を掛けて全力を尽くす。
そして、それを社員にも当たり前のように強要し、能力がないものは容赦しない。

もちろん、ついていけない人も多いだろうが、それでもイーロン・マスクと共にハードワークに勤しむスペースXやテスラの社員たちは、イーロン・マスクが私利私欲のために行っているのでもなく、「世界を救う」という壮大な目的のために先頭に立って全員を引っ張っるリーダーシップを発揮しているからだろう。

珠玉の名言やイーロン・マスク本人のことが要点よくまとめられている、この書籍はおすすめです。

あなたは自分の仕事に命を掛けて取り組んでいますか?

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